横槍メンゴと赤坂アカがジャンプ+で連載している人気作品『推しの子』。その結末が気になる読者も多いのではないでしょうか。
原作は最終回が迫るなか完結を迎え、アニメは2024年7月に第2期が放送予定となっています。
まだまだ謎や伏線が残るこの作品ですが、最終回ではどのような結末を迎えるのでしょうか?
今回は「推しの子 ネタバレ 最終回」についてお話ししたいと思います。
推しの子 ネタバレ 最終回 – 最後まで残った問題
『推しの子』の最終回放送までに解決しなければならない問題がいくつかある。残っている問題を検証してみよう。
アイとゴローの死の真犯人
アイをナイフで刺し、アクアの前世であるゴローを崖から突き落とした犯人は涼介と特定されているが、謎の少女が名乗った「もう一人の中学生くらいの少年」の正体は不明のままである。
「もう一人の中学生」はおそらく当時15歳でアイと恋愛関係にあり、彼女の居場所も知っていた神木光。涼介にアイを殺すようそそのかした黒幕である可能性が高い。
アイのドキュメンタリー「15年目の嘘」のプロデューサーが第9話「劇場版」で神木光に「君を少年Aと呼ぶ意味を知ってるか?」と質問したことも、このことを裏付けている。
アクアはアイの犯罪の真実を語り、犯人を断罪したいので、神木ヒカルが本当に犯人であるかどうかは映画で示されるかもしれません。
アクアとルビーの父親の正体
神木ヒカルは目に星が描かれており、アクアにそっくりです。また、ルビーはアイの墓参りの際、彼のことを「あなたの子供であり、私の子供」と呼んでいました。
このため、確たる証拠がなくても、神木ヒカルがアクアとルビーの父親である可能性は高いようです。
アクアは「彼らの父親がアイを殺した真犯人である」と信じ、彼を探し続け、アイとつながりがあると思われる男性のDNAを検査しました。
アクアは神木ヒカルのDNA検査結果を受け取ったら、DNA検査が彼が父親であることを証明するための重要なステップであると信じているため、すぐに彼に近づくことは間違いありません。
彼は謎めいていますが、神木ヒカルは物語の中で重要なキャラクターです。原作では第9章「映画版」で初登場したが、彼女の正体や目的はいまだに不明な読者も多い。
アクアの恋の行方
第3章「恋愛リアリティショー版」では、アクアは黒川あかねのプロファイリング技術を習得し、ビジネスパートナーとして彼女と組む。
あかねは、ビジネス以上の理由でアクアに惹かれているように見えたが、報復の可能性から身を守るためにアクアと別れた。
また、ルビーのアイドルグループのメンバーである有馬加奈はアクアに恋愛感情を抱いていたが、「彼女は愛と同じアイドルだから」と加奈の誘いを断った。
アクアは報復するまで恋愛はしたくないようだが、加奈、あかね、アクアの3人が作り出す三角関係はどうなるのか?
謎の少女の正体
第9話「劇場版」で、カラスの群れとともにアクアの前に現れた謎の少女は、不穏な印象を与えた。
彼女は「死者の記憶を赤ん坊の体に移す能力を持つのと同じ種類の人物」と主張していたため、アクアは彼女が輪廻転生の使い手であると推測できる。
しかし、アクアが演技ができるかどうかとからかった謎の少女は、映画に出演する若手俳優のツクヨミであることが判明した。
彼女はアクアの幻影ではなく本物である。どこかで、謎の少女の魂を受け取った子供がいるのかもしれない。
星野愛は二度目の誕生を迎えるのか?
謎の少女の話が正確であれば、愛が輪廻転生する可能性は非常に低い。なぜなら、彼女は自分の物語は終わり、二度と生まれ変わることはないと言ったからだ。
しかし、「嘘」が「推しの子」のテーマの一つであることを考えると、謎の少女の物語が真実であるかどうかを確実に判断するのは難しい。
アイはアクアが騙されないように嘘をつき、すでに謎の少女として生まれ変わっているという説を完全に否定することはできない。
アクアとルビーはどうなるのか?
ルビーはアイを追いかけてアイドルになり、アクアはアイを殺した犯人に復讐するために芸能界に入った。アクアとルビーはどのような形でパートナーになるのか?
アクアの芸能活動と復讐の行方は?
アクアは理由もなく犯人を殺さないと宣言しているので、映画「15年目の嘘」で神木光の犯罪を世間に暴露し、社会的地位が低下したところで殺害するつもりなのだろう。
未来軸のインタビューテープで、アクアの目は復讐を表す黒から才能を表す白に変わった。これは復讐が果たせれば、彼女の演技の才能が開花するだろうことを示唆している。
しかしアクアは「演技は私の復讐」とも言っているので、神木光に復讐した後も演技を続ける可能性が高い。
芸能界でのキャリアを維持することは、アクアが「愛をアイドルの役割にさせ、孤独にさせた芸能界の闇への復讐」を果たす方法かもしれません。
有馬加奈とアクアは結局一緒になるのでしょうか?
アクアは加奈のスキャンダルを隠すために、自分が愛の子供であることを告白しました。
愛の事件に関する映画が計画されていたかもしれませんが、アクアは加奈をとても大切にしており、愛の秘密を暴露することになっても彼女を守るでしょう。
映画の後、加奈はアイドルをやめるつもりなので、彼女がアイドルの世界を去った後、アクアと加奈が付き合い始める可能性があります。
しかし、アクアは未来軸のインタビュー動画で「誰も愛していない」と主張していたので、彼女の復讐が終わった後も彼らがデートすることはなさそうです。
ルビーはアイドルとしてどのような役割を果たしていますか?
ルビーは愛に憧れていたのでアイドルになりました。しかし、映画で愛役を引き受けたルビーは「私は母のような完璧で究極のアイドルにはならない」「ありのままの私でスターになる」と宣言。
愛がかつて「嘘は愛」と言ったように、ルビーは感情を抑えずにトップアイドルになりたいという思いを、嘘が武器とされる芸能界で戦うための手段として使うかもしれない。
トップアイドルになったルビーが、前日に殺された愛のドーム公演の野望を叶えられるのなら、とてもエキサイティングな結末になるだろう。
第7章「中堅編」で女性アイドルの「ニュースター賞」を受賞したルビーは「ドーム公演は必ずやる」と発言。ルビーの態度からして、約束は守ってくれそうだ。
謎めいた少女は行動を起こすのか?
アクアは、輪廻に関わっているとされる謎の少女から、「あなたの魂は、あなたに最も近い存在です」と告げられ、「正しい運命へと導いてくれるでしょう」と言われた。
したがって、謎の少女は、万が一何かがうまくいかなかった場合に生まれ変わった人を消滅させ、彼らがあの世で迷子にならないように見張るという計画を持っていた可能性が高いと思われる。
神木ヒカルも輪廻転生者であれば、謎の女性が神木ヒカルが人を殺したために彼の魂を破壊すれば、アクアの報復は終わるかもしれない。
さらに、謎の少女は映画の成功からより多くの利益を得るように思われた。
謎の女性が神木ヒカルを追い詰めたいのであれば、最終的に神木ヒカルの魂を消滅させる可能性が高いと思われる。
最終回で、ルビーとアクアの関係は?
第8話「スキャンダル」では、アイが秘密にしていたアクアの存在が世間に知られる。それを知ったルビーは激怒し、二人の間に溝ができた。
しかし、ルビーの関係は修復され、ルビーが前世で愛したゴローがアクアとして生まれ変わったと知ったとき、周囲から嘲られるほど親しくなった。
アクアがルビーをシスコンと評されるほど愛していた頃から、アクアとルビーの友情はより親密で強くなったと言えるかもしれない。
ルビーがフューチャーアクシスのインタビューでアクアを「世界で一番信頼できる人」と語っていたように、二人は互いに助け合いながら芸能界に進んでいくようだ。
15年間の嘘とインタビューの予感
物語の最終章が始まり、これから起こることのヒントが徐々に明らかになってきた。
推しの子の最終回を考えるには、15年間の嘘について考える必要がある。
映画「15年間の嘘」とインタビューをもとに、最終回のネタバレについて考えてみよう。
15年間の嘘とは?映画のストーリーは、愛の願いを叶えるのか?
五反田監督は、「15年間の嘘」は「星野愛に捧げる映画」だと明言している。
当初はアクアが脚本を書いていて、B小町のドキュメンタリーをリメイクしたものだった。
言い換えれば、愛の子供であるアクアとルビーの存在が欺瞞なのだ。
愛と関わりのある人々にとって、この映画の目的は、彼女の秘密を暴き、彼女の父親を傷つけ、自らの報復を果たすことだ。
この映画には、アイが亡くなってから叶わなかった、本当の自分を映した映画を作りたいという願いも込められている。
アイの願いはまだ不明だが、大人になった双子に送ったDVDにその答えがあると思われる。
DVDには、アイが死ぬことはわかっていたが、本当の自分を2人の父親に言えなかったことが明かされるだろう。また、アイを殺した人物に報復を控えるよう求める内容も含まれているだろう。
結末とインタビュー内容の関連性
映画の第1巻にはインタビューが収録されていたが、第2話ではインタビューが1つずつ削除された。
登場人物全員が少し変わった状態で描かれていることから、未来の出来事であることが分かる。
言い換えれば、第1巻は結末をほのめかし、アイの秘密が15年間の欺瞞として暴露されることをほのめかしていた。
漫画は何巻でいつ終わるのでしょうか?
推しの子の最終回は2025年初夏、20巻200話あたりになると思います。
2024年4月現在、漫画本は14巻が発売されており、映画は現在制作中で、物語は145話まで進んでいます。
これまで、各章はおよそ30話でしたが、最終章に近づくにつれて、おそらくさらに章が増えるでしょう。
過去15年間の嘘を語るのにはあと約20話、現在の物語の展開を扱うのには20話、エピローグには10話あり、シリーズはさらに1年以上続くと予想されます。
さらに、この休止期間がうまく活用され、シリーズは2025年初夏に終了し、2024年にはアニメ第2期と実写映画の公開が予定されていると私は信じています。
上記のすべてを考慮すると、実写映画とアニメ第2期の両方が公開され、シリーズは2025年初夏に終了し、2025年は推しの子にとって大きな年になると予想しています。
まとめ
今回は「推しの子」最終回の感想とネタバレを交えてご紹介しました。最終回を前に、未解決の課題やインタビューの謎など、気になる点が盛りだくさんです。
神木光と謎の女性には目的が不明だったり、未来軸のインタビューには不安要素があったりと、一筋縄ではいかないハッピーエンドになるかもしれません。
アイを中心に展開したアクアとルビーの物語がどう幕を閉じるのか楽しみです。